ビリーフチェンジセラピーについて
ビリーフチェンジ・セラピー
悩みの根本原因は子供の頃(主に0〜15歳まで)に身につけたビリーフ(信念)です。
(対人関係、成長関係、精神・身体関係、自己価値関係、生存関係)
ビリーフとは、幼少期に家族の中で「生き延びるため」「愛されるため」に身につけた生き方のルールです。
子供の頃には必要だったそのルールを、大人になった今使い続けることで様々な悩みとして現れてきているのです。
時代遅れになったそのルールを書き換えて(ビリーフチェンジして)、今のあなたにあった生き方を身につけていくお手伝いをします。
ビリーフチェンジセラピーは、心理療法で多い傾聴スタイルのセラピーではなく、悩みの根本原因に積極的にアプローチする問題解決に特化した心理セラピーです。
あなたの悩みを根本から解決して、幸せな人生を歩んでいきましょう!
悩みの原因はあなたの内にある
ここであなたにとって、良いお知らせと悪いお知らせがあります。
まずは、悪いお知らせからお伝えしますね。
もしかしたら、信じられないかもしれないし、受け入れがたい事かもしれないけど、あなたの悩み、苦しみの原因はあなたの中にあります。
例えば、会社の上司から理不尽な対応を受けているとか、恋人や結婚相手からDVを受けているとか、病気に罹っているとか、そのような場合であっても、その種はあなたの中にあって、その辛い状況をあなたが引き寄せいているという事です。
もう一つの良いお知らせというのは、それは変えられるという事です。
※病気に関しては、心理的要因があるという見解です。心理療法で全ての病が治るというものではありませんので、ご注意下さい。
原因が外にあるのであれば、あなたはどんなに頑張っても変える事はできませんが、原因があなたの中にあるのだとしたら、あなたが変わる事でその状況は変わるという事です。
僕たちの悩みの根本原因にあるのは、0〜15歳までに両親との関係で作られた思い込み(ビリーフ)が関係しています。
この思い込みは、「私は○○ように生きなければいけない」という生き方のルールと思って戴いて良いです。
イメージしてみて下さい。
子供は本来、色んなモノに興味を持ったり、何か新しい事をやってみようというエネルギーの塊です。
だけど、過干渉で心配性な親が、子供が何かをするたびに、注意したり、間違いをすぐに指摘します。
その子は、本来もって生まれた色んなモノに興味を持ったり、チャレンジしようという事が怖くて出来なくなります。
時を経て、その子が大人になります。
果たして、その子は何かを選択する時に自分の自由に選択できる大人になっているでしょうか?
何かをする度に、誰かの承認を求める大人になっていると、容易にイメージできるんじゃないでしょうか。
このように僕たちは、大人になった今でも心の中にあの時(子供の頃)の親を持って生きています。
この事を心理学で、インナーペアレンツと言います。
これが僕たちの生き方のルールとなって、生きづらさの正体なのです。
ビリーフが未来を決める
出身大学も同じで、能力もほぼ同じの新入社員の二人(A君、B君)が、同じ配属先になり、大きなプロジェクトに入りました。
しかし、残念ながらこのプロジェクトは新入社員の二人には荷が重く、失敗して二人とも部長から怒られてしまいました。
A君は怒られた事でとても落ち込みました。
新入社員で身の丈以上の仕事を任せられたのに、失敗したからってあんなに怒る事ないじゃないかと心の中では思いながらも、最初にプロジェクトで失敗してから段々と部長を避けるようになりました。
その後やる気も無くなってきて、食欲もなくなって、次第に休みも段々多くなってきて、最後にはとうとう会社にも行けなくなって、病院に行くとうつ病と診断を受けて、最終的には会社を休職するようになりました。
もう一人のB君は、プロジェクトで失敗はして怒られはしたけど、新入社員の自分がプロジェクトに入ったという事は、「自分は期待されているに違いない!」と思いました。
そこから頑張ろう!!と思って、自分が成長する為に必要な勉強などに励むようになりました。
A君は会社を休職するまで落ち込み、かたやB君は「自分は期待されている」と思い、自己成長に励んでいます。
このA君とB君の違いは何なのでしょうか?
プロジェクトの失敗・部長からの叱責が原因でしょうか?
こういう場合、僕たちは原因を自分の外(ここではプロジェクトの失敗や部長からの叱責)にあるように思いますが、失敗や叱責が原因であればB君もA君と同じように休職していないとおかしいです。
A君の場合
「出来事」
プロジェクトの失敗、部長の叱責
↓
6ヶ月後
「結果」
休職
気持ちの大きな落ち込み
B君の場合
「出来事」
プロジェクトの失敗、部長の叱責
↓
6ヶ月後
「結果」
バリバリ
怒られた時は少し落ち込んだけど、その後気持ちは上がった
ここで質問です。
Q1:A君とB君の違いは何でしょう?
A :ビリーフがあるかないかです。
Q2:A君がB君にどうやってなればいいのでしょう?(解決方法)
A :ビリーフを書き換えればいい(ビリーフ・チェンジ・セラピー)
では、どのようにしてA君とB君の違いが起こっているかを下の「状況、思考、感情、行動」に当てはめて説明します。
状況(出来事)→思考(意味づけ)→感情(喜・怒・悲・恐)→行動(生体反応)→結果
状況(出来事)
プロジェクト失敗・部長の叱責
A君、B君とも同じ
↓
〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ←ビリーフ(A君にあって、B君にはない)
↓
思考(パッとそんな感じがするなどの自動思考)
A君:私には価値がない(ビリーフがあるから自動反応する)
プロジェクト失敗した事で自分には価値がないんだと思い込んでいる
B君:私には能力がない
プロジェクト失敗したのは自分の能力が足りなかっただけで、自分の価値とは別と思っている
↓
感情
A君:大きな落ち込み
B君:叱責を受けた時は落ち込んだが、その後能力を上げる為に頑張ろうと気持ちが上がった
↓
行動
A君:休職
B君:バリバリ
※この思考、感情、行動は、状況(出来事)が起こってから、コンマ数秒の間に心の中で起こります。
上の図のように、二人とも同じ状況(出来事)なのに、ビリーフがあるとその後の反応が変わってきます。
では、この二人のリミッティングビリーフ(禁止型の思い込み)はなんでしょう。
リミッティングビリーフ
A君:「何かができる自分には価値があるが、ありのままの自分には価値がない」
B君: なし
A君がB君のようになるには「何かができる自分には価値があるが、ありのままの自分には価値がない」というリミッティングビリーフがA君の心の中で書き変わればいいのです。
A君は子供の時に、かけっこで1番やテストでいい点を取った時だけ
お父さんやお母さんに褒められた経験があって、
そうじゃなかった時のA君は褒めてもらえなくて
「テストでいい点とる為にもっと頑張りなさい。」と怒られたり、
「1番じゃなかったのね・・・」などのお母さんの悲しい表情や態度、声などの非言語や、
そもそも1番やいい点を取ったときにしか相手にしてもらえなかったという経験であって、「1番じゃない僕は認めてくれないんだ〜」と思い込んで、
一番やいい点を取れない自分って価値がないんだな〜と
受け取ってしまったのかもしれません。
そうやって子供の頃にビリーフが作られていきます。
本当は何かができてもできなくてもA君の人としての価値が決まる訳じゃないのにね・・・
いい成績をとる事は勿論いい事だし、目指したらいいと思うんだけど、
それでA君の人としての価値が決まる訳じゃないんです。
上のA君のように、何かで悩んでいる時には、
あなたの心の中にあるリミッティングビリーフが
あなたの「思考」・「感情」・「行動」を制限しています。
人の運命というのは、神様がサイコロを振って決めている運まかせのようなものではなく、日々の「思考」・「感情」・「行動」のパターンの繰り返しによって作られています。
上で説明した新入社員から半年の間でこのような違いがあるとしたら、1年後、3年後、5年後、10年後と年数を過ごして行けば行く程、A君とB君はもっと大きな違いが出てくるのは明白です。
心理学では、幼少期に決められたビリーフ通りに人生が進んで行く事を人生脚本と言います。
今、あなたが人生で悩んでいるのだとしたら、10年後のあなたもきっと同じ人生を歩んでいると思います。
人は誰も本来、健やかで豊かで幸せになるように生まれてきています。
あなたの幸せを制限するビリーフを外して、幸せな道を歩む一歩を僕と一緒に踏み出しませんか?
あなたの幸せを全力で応援します。
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